会頭挨拶
この度、第51回日本小児皮膚科学会学術大会を7月24日(土)・25日(日)に京王プラザホテル(東京都新宿区)にて開催する運びとなりました。今回、帝京大学小児科学、同皮膚科学の両講座で主催させていただくことになりましたことを、大変光栄に思います。
日本小児皮膚科学会は、小児の皮膚疾患を共通基盤とする小児科医と皮膚科医が連携し、小児皮膚科学の発展と専門知識の普及を通じて子どもたちの健康増進に寄与することを目的として、活動してまいりました。
近年、小児皮膚科診療は大きな転換期を迎えております。アトピー性皮膚炎をはじめとする諸疾患において、生物学的製剤や分子標的治療薬など新たな治療選択肢が次々と登場し、これまで以上に適切な治療選択が求められる時代となりました。
そこで、本学術大会のテーマを「未来の二つの顔」といたしました。古代ローマ神話のヤヌス神は、二つの顔で異なる方向を見つめる神として知られています。目の前に広がる複数の選択肢の中から、子どもたち一人ひとりにとって最善の未来をもたらす診療を選び取ることが、これからの小児皮膚科医療に求められることではないかと考えております。本学術大会が、最新の知見を共有し、専門領域を越えて活発に議論を交わしながら、「未来への選択」を考える機会となることを願っております。
会場となる京王プラザホテルは新宿駅至近に位置し、全国各地からご参加いただきやすい立地です。現地開催ならではの活発な討論や交流を通じて、新たな知見や世代を超えたつながりが生まれることを期待しております。
未来には、常に複数の可能性があります。その未来をよりよい方向へ導くのは、私たちが日々積み重ねる診療と研究、そして一つひとつの治療選択であると信じております。本学術大会が、ご参加の皆様の日々の診療と研究の一助となり、小児皮膚科学のさらなる発展につながる実り多い機会となりますことを、心より願っております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
2026年7月
第51回日本小児皮膚科学会学術大会
会頭 小林 茂俊
帝京大学医学部小児科教授
アレルギーセンター長
副会頭 多田 弥生
帝京大学医学部皮膚科学主任教授
